コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 最高経営責任者:カリン・ドラガン、以下 当社)は、自動販売機に併設するリサイクルボックス(注1)から当社グループが回収する空容器の水平リサイクル「CAN to CAN」および「ボトルtoボトル」を実施するリサイクルスキームの実施エリアを、関東地方の一部(東京都、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県、千葉県、神奈川県)および九州地方一部(福岡県、佐賀県、熊本県)へと拡大しました。
本スキームは、当社グループの自動販売機に併設されたリサイクルボックスから回収した空容器(使用済みアルミ缶・PETボトル)を対象とし、水平リサイクルを行うというものです。回収された空容器は、中間処理業者において選別・プレス加工され、その後、リサイクラーに原料として供給、リサイクラーで再原料化された素材は当社工場にて、コカ・コーラ社製品の容器として再利用されます。当社は、2022年10月、東京都23区を回収エリアとし、このスキームに基づく使用済みアルミ缶の水平リサイクル「CAN to CAN」を開始、2023年1月、使用済みPETボトルの水平リサイクル「ボトルtoボトル」も開始しています(注2)。そして、2025年より、関東地方の一部および九州地方一部へと回収エリアを拡大しました。今後、順次対象地域の拡大を計画しています。
通常、当社自動販売機横のリサイクルボックスから回収された空容器は、中間処理業者を経由し、用途を限定せずにリサイクルされています。本スキームでは、当社が空容器の所有者として、指定する中間処理業者への分別委託およびリサイクラーへの原料支給を行うことにより、当該空容器が他用途へリサイクルされることなく、飲料用容器に限定した水平リサイクルを実現することが可能となりました。
当社は、「容器&リサイクル(循環型社会)」をマテリアリティの一つとして、「設計」と「パートナーとの連携による回収」の2つの柱を軸に、水平リサイクルの推進などを通じて、国内における資源循環の促進に取り組んでいます。このたびの新たな水平リサイクルスキームの構築により、リサイクル原料の安定調達が可能となり、コスト競争力と環境負荷の低減の両立を実現しました。今後も、循環型社会の実現に向けた取り組みをより一層強化してまいります。
(注1)設置環境により、リサイクルボックスが併設されていない自動販売機もあります。設置場所によっては他社自動販売機に併設されているリサイクルボックスから当社が空容器を回収する場合があります。
(注2)
アルミ缶の水平リサイクル「CAN to CAN」を開始
https://www.ccbji.co.jp/news/detail.php?id=1346
アルミ缶の水平リサイクル「CAN to CAN」の取り組みを拡大
https://www.ccbji.co.jp/news/detail.php?id=1548
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