トップメッセージ

トップメッセージ

目まぐるしいスピードで社会が変わる。
新しい時代、企業がなすべきことは何か。

代表取締役社長 カリン・ドラガン

成果を得た一方で、新たな課題を認識した年。

コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングスグループ(CCBJHグループ)は、コカ・コーラウエスト株式会社とコカ・コーライーストジャパン株式会社の経営統合により誕生しました。CCBJHグループは飲料事業とヘルスケア・スキンケア事業で構成されており、飲料事業においては世界に250以上あるコカ・コーラボトラーの中でも、売上高でアジア最大、世界でも有数の規模となります。

経営統合は多くのスケールメリットをもたらし、シナジーを生んだ一方で、急速に変化する市場環境や多様化するお客さまニーズへ迅速に対応するため、2019年3月に組織改編を行い、成長志向を新たに、共創価値を実現すべく、よりスピーディーかつ効率的な意思決定を可能にする体制へとシフトしました。

私自身、第二の故郷と称している日本に再び戻り、CCBJHグループのさらなる発展に携わることができる機会を得たことに大きな喜びとやりがいを感じています。日本の清涼飲料市場における先駆者として果たすべき社会的責任を重く受け止めつつ、新しい体制のもと、将来の成長基盤の再構築に向けて全力で取り組みます。

社会との共創価値の先にこそ、私たちの真の成功がある。

SDGsに向き合い、ESGを意識した取り組みを強化します。

2015年の国連サミットで、2030年をゴールとする1 7 の「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」が採択され、また同年、日本版コーポレートガバナンス・コードが発効されました。2018年には、G20財務大臣・中央銀行総裁会議の指示により、金融安定理事会が設置したTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の趣旨に経済産業省が賛同し署名を行うなど、近年は企業のE( 環境)、S( 社会)、G(ガバナンス)側面におけるパフォーマンスの重要性が、より一層増してきています。

CCBJHグループでは統合以前より、社会的責任に関する国際規格であるISO26000に則ってCSRの重点項目を定め、ESGを強く意識した事業経営を進めてまいりました。今後も、そのさらなる進化型である“ 共創価値(CSV)”を経営の根幹に位置づけ、グループの全社員、全事業部門が、自らの仕事の中でその実現に力を注ぎます。

「お客さま満足」「品質保証」「倫理・コンプライアンス」「リスクマネジメント」「人権尊重と社員の働きがい」という重点項目に加え、コカ・コーラブランドの持つ強みを活かしてお届けできる新たな付加価値や、地域の抱える社会問題の中で、私たちの事業を通じて貢献できることを考え合わせ、「健康」「環境」「コミュニティ」の3つに焦点を当てて、共創価値(CSV)に向けた取り組みをさらに強化します。

「健康」では、常に健康を第一に考え、幅広い世代のニーズや嗜好に合った安全で高品質な製品とサービスの提供を通じて、みなさまの健やかなライフスタイルの促進に取り組みます。「環境」では、私たちの事業に欠かせない水を含めた自然資源や容器に重点を置いた施策を通じ、環境負荷の低減と事業成長を両立するイノベーションを用いて、環境先進企業への進化を目指します。そして「コミュニティ」では、連携を一層強化し、地域の活性化を目指した活動を展開することで、共創価値(CSV)を実現します。

事業の拡大には環境や社会面での犠牲を伴う、という考え方の企業には、持続可能な成長はあり得ません。CCBJHグループが目指すのは、短期利益の追求だけではなく、広い視野と高い視座を持ち、未来の社会や地域が求めるニーズと、自分たちのビジネスを長期にわたって繁栄させていくというビジョンを密に重ね合わせていくことです。

私たちの成功こそが社会との共創価値(CSV)につながるのだという強い気概を、社員一人ひとりが自然に抱くことのできる企業として、みなさまの信頼とご支持をいただけますよう、さらなる挑戦を続けてまいります。

コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス株式会社
代表取締役社長 カリン・ドラガン