トップメッセージ

トップメッセージ

これまでのやり方は選択肢にない。
変化を恐れずに前進し、持続的成長を。

代表取締役社長 カリン・ドラガン

 新型コロナウイルス感染症により被害を受けられたみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。また、最前線で対応されている医療従事者の方々をはじめ、関係者のみなさまに深く敬意を表し、感謝申し上げます。


すべての人にハッピーなひとときをお届けし、価値を創造するために。

 全世界が未曽有のコロナショックに見舞われ、経済活動や社会生活は一変しています。劇的に変化する環境のなかで、企業は収益を守りつつ、サービスを提供し続けるために変化を余儀なくされています。国内飲料業界も同様で、在宅勤務の浸透や外出自粛による影響からコンビニエンスストア、自動販売機などでの需要が減少し、厳しい状況が続いています。そのような中で、コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス グループ(CCBJHグループ)は、柔軟に在宅勤務体制へとシフトするとともに、厳格な衛生基準を取り入れることで、働き方を迅速に適応させ、消費者のみなさま、お得意さま、社員およびコミュニティの安全の確保と、飲料寄贈など地域社会への継続的なサポートを最優先に活動しています。私たちのミッションは「すべての人にハッピーなひとときをお届けし、価値を創造すること」です。これからも、日常生活に欠かせない安全で信頼できる製品やサービスの提供に努めてまいります。

さらなる成長に向けて 変革のアクセルは緩めない。

 CCBJHグループは、ビジネスの成長と社会の持続性をひとつの課題として捉える共創価値(CSV:Creating Shared Value)を経営の根幹としています。
 ミッションの実現に向け、CSVの活動を継続していくためには企業体力の向上が鍵であり、2020年は、厳しい環境下「これまでのやり方は選択肢にない」との強い意志を持って変革を加速させました。中でも、より機敏で柔軟な供給インフラ構築に注力し2019年より投資を進めていた製造ライン全7本が稼働したことで、需要が増えている無菌充填製品の製造能力が20%増加しました。2021年2月には、最新の大規模自動物流センター(埼玉メガDC)が稼働し、物流ネットワークの最適化が着々と進んでいます。埼玉メガDCの稼働を2021年度中に加速することが、今後の効率化とコスト削減に重要な役割を果たします。加えて、2018年の西日本豪雨被害により移転し、生まれ変わった新・広島工場は、2020年6月より稼働し、10月には、ステークホルダーのみなさまとの大切なコミュニケーションの場となる見学施設も完成しています。

社会が抱える「重点課題」の解決に向けて進捗は順調。

 国連が提唱している「SDGs(持続可能な開発目標)」の目標年まで、残り10年を切ったいま、E(環境)、S(社会)、G(ガバナンス)関連の活動は、より重要性を増しています。日本のコカ・コーラシステムは、SDGsをふまえ「多様性の尊重」「地域社会」「資源」の3つをサスティナビリティーのプラットフォームとし、その中で優先すべき9つの重点課題を特定しています。これらの課題解決に向けてCCBJHグループは独自の非財務目標「CSV Goals」を策定し、具体的な取り組みを進めています。
 「多様性の尊重」の領域では、2021年1月に、当初目標としていた女性管理職比率6%を前倒しで達成し、2030年までに女性管理職比率20%という目標に更新しました。
 「資源」の領域では、ザ コカ・コーラ カンパニーが掲げるグローバルビジョン「World Without Waste(廃棄物ゼロ社会)」に基づき、2018年1月に日本のコカ・コーラシステムが策定した「容器の2030 年ビジョン」( 2019年7月に更新)の目標達成を目指して、「設計」「回収「パートナー」の3本柱で取り組みを進めています。進捗は順調で、2020年のPETボトル容器のリサイクルPET樹脂使用率は28%(前年比7ポイント増)となりました。2020年3月には100%リサイクルPETボトルを使用した「い・ろ・は・す 天然水」の販売、4月には「い·ろ·は·す 天然水 ラベルレス」のオンライン販売を開始し、石油から新規製造されるプラスチック量の大幅な削減を実現しています。
 「地域社会」の領域では、地域とのパートナーシップという財産を活用し 「多様性の尊重」「資源」の優先課題解決を支え、健やかな社会づくりの一助を担います。

持続的成長への好循環創出にはステークホルダーとの 協働が不可欠。

 現代は社会課題が複雑化し、さらには、新型コロナウイルス感染症という未知なる敵が加わったことで、不透明性が一段と増しています。しかし、いかなる時も私たちが目指すのはミッションの実現です。ミッションを果たすことは、ハッピーなひとときをお届けするだけでなく、事業活動を通じて利益を上げながら社会に価値を提供し続け、社会全体を持続的成長の好循環サイクルに導くことを意味します。そのためには、ステークホルダーとの協働が不可欠であり、みなさまから信頼と支持をいただけるよう社会の中での役割を全うするとともに、企業グループとしてさらなる進化を目指してまいります。2021年は、世界中が待ち焦がれた東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催が期待されています。私たちは、オリンピックのワールドワイドパートナーであるザ コカ・コーラ カンパニーや日本コカ・コーラと協力しながら、開催地ボトラーとして「すべての人にハッピーなひととき」をお届けし、心に残る大会の成功に向けた役割を果たしてまいります。

コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス株式会社
代表取締役社長 カリン・ドラガン