- 10%:女性管理職比率(2025年までに)
- 20%:女性管理職比率(2030年までに)
コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングスグループは、ダイバーシティ&インクルージョンの推進を、経営戦略における優先事項のひとつと位置付けています。環境やお客さま、消費者の多様なニーズに対応し、グループが持続的に成長していくために、多様性のある職場環境をつくり、さまざまなバックグラウンドや価値観を持つ社員一人ひとりが学ぶ向上心を忘れず能力を発揮する職場環境を構築しています。
また、マネジメント体制も、国籍や性別、年齢や経歴など多様性をふまえて取締役を起用し、多様な角度から課題を捉えて議論し、意思決定を行うことで、さらなるダイバーシティ経営の実現を目指しています。
ダイバーシティ&インクルージョン中長期ビジョン
社員一人ひとりの多様性を尊重することで、性別、年齢、障がいの有無、人種、国籍、性的指向、性自認または表現などの属性、また就労におけるさまざまな制約要因にかかわらず、すべての社員が能力を最大限に発揮できる機会を提供していきます。

ジェンダー
コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングスグループは、社員一人ひとりの個性を尊重し、多様な価値観やアイデアを積極的に取り入れ革新を生み出し続けるために、女性活躍の推進に取り組んでいます。
各種取り組みは、ダイバーシティー&インクルージョン課が会社全体施策を企画・推進し、さらに各事業部が組織特性に合わせた独自の取り組みを実施しています。
女性管理職比率の目標を20%へ更新
管理職における女性比率の向上につながるよう、成果をあげて昇進という選択肢を積極的に選ぶ女性社員が増える環境・サポート体制を推進しています。「2025年までに女性管理職比率6%」と掲げていた目標を2021年1月に前倒しで達成しました。更なる進化を目指して、2025年に10%、2030年には20%に引き上げるという新たな目標を設定しています。

女性社員・管理職・役員数向上のための取り組み
当社では、女性取締役候補者育成を目的としたスポンサーシップの導入などを通じて、継続的に女性取締役候補者を育成するための仕組みの整備や取り組みを続けています。(2021年9月30日時点の女性執行役員数は1名)
また、女性管理職比率向上にむけては、管理職候補者トレーニングを導入した他、2030年の女性管理職比率の目標値達成のため、社内からの登用だけで無く社外からの優秀な人財の採用を視野に入れ、2025年までに、採用募集における女性採用比率を50%、女性正社員比率15%という目標を掲げ取り組んでいます。
なお、女性管理職候補者の登用や育成が必要な項目の見極めにおいては、年1度、会社全体で行う人財レビューの中で女性社員について特化して議論を行う時間を設け、この中で管理職候補者の育成状況の確認や、さらなる育成が必要な場合の施策などについて詳細な議論がなされています。
こうした取り組みの他、真に多様性を理解し尊重しあえる組織文化を醸成・定着させるため、女性の働き方に対する既成概念を払拭し、全ての社員が様々なキャリアの在り方を模索できるよう、アンコンシャスバイアストレーニングやインクルーシブリーダーシップトレーニングを展開する他、配偶者出産休暇制度の充実及び取得率の向上に努め、全方位的に女性が活躍しやすい環境の創出に注力しています。
柔軟な働き方の実現
仕事と子育て・介護の両立を実現するためには、時間や場所に捉われない柔軟な働き方を取り入れることが不可欠です。2020年は、コアタイムのないスーパーフレックスの導入やサテライトオフィスの拡大、営業部門の直行直帰を取り入れました。また、男性の育児休暇取得推進、継続的に組織を牽引する人財の育成強化を目的とした、女性管理職向けの「メンタープログラム」、次世代のリーダーの育成を目的とした「Female Next Leaders Program」といった研修プログラムや育児休業復職セミナーなどを実施し、さらなるダイバーシティ&インクルージョンの推進に努めています。
年齢/世代
日本のコカ・コーラシステムを牽引し、変革へ導く人財の育成やグローバルに活躍できる人財づくりを目指しています。
「コカ・コーラ ユニバーシティジャパン(CCUJ)」を設立
ザ コカ・コーラ カンパニーと連携してグローバルのリーダーシッププログラムや海外研修を導入し、海外のボトラー社でも活躍できる人財の育成を目指しています。
英語力強化プログラム「GET(Global English Transformation)」
海外からの知見を学ぶだけではなく、昇進につながる英語力開発もサポートしています。

障がい者支援
さまざまな障がいを持つ方が、能力を活かし、やりがいをもって働ける環境の醸成を目指しています。個人の特性や個性に応じた業務を提供し、サポート体制を構築しています。また、パラアスリート・デフアスリートの競技活動も積極的に支援しています。
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コカ・コーラ ボトラーズ
ジャパンホールディングス障がい者雇用比率
2.45%
2020年6月1日時点
前年差 -0.14%- ※管轄の公共職業安定所あてに提出している「障害者雇用状況報告書」
- ※2020年はコカ・コーラ ボトラーズジャパン、コカ・コーラ ボトラーズジャパンベネフィットの特例子会社化による2社合同
- ※2019年はコカ・コーラ ボトラーズジャパン単独
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ユニフォームランドリー業務 -
EQ整備業務 -
請求書発送業務
「特例子会社」コカ・コーラ ボトラーズジャパンベネフィット
コカ・コーラ ボトラーズジャパングループのひとつであるコカ・コーラ ボトラーズジャパンベネフィット(CCBJB)は2019年9月に特例子会社として認可されたことを受け、障がい者の雇用促進のためのより良い仕組みづくりに注力しています。
コカ・コーラ ボトラーズジャパングループ所属のパラアスリート・デフアスリートの紹介
障がい者活躍推進の一環として、現在5名のパラ・デフアスリート(障がい者スポーツ選手)の雇用とサポートを行っています。(2021年6月1日現在)
選手は業務と競技を両立し、日々目標に向かって邁進しています。
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高嶋 活士
(Katsuji Takashima)パラ馬術
2017年6月1日入社
千葉県市原市出身。日本中央競馬会競馬学校卒業後、JRAの騎手として活躍中に落馬事故により、右上下肢麻痺に。懸命のリハビリで騎手復帰を目指すが断念。その後、パラ馬術と出会う。東京2020パラリンピック代表。 -
鎮守 美奈
(Mina chinju)パラ馬術
2018年10月1日入社
大阪府大東市出身。脳性麻痺で不随意運動があるなか、小さな頃から何にでもチャレンジする好奇心旺盛さは現在も変わらず。偶然出会ったホースセラピーから乗馬・パラ馬術へと挑戦し続け、アテネパラリンピックに出場。 -
辻村 真貴
(Maki Tsujimura)ゴールボール
2019年3月1日入社
神奈川県横浜市出身。生まれつきの視覚障害(弱視)をものともせず、何事にも明るく元気に取り組む努力家。盲学校時代に出会ったゴールボールの魅力に引き込まれ、競技を継続。以降は持ち前のデータ分析力と行動力で自身のプレーを磨き続けている。
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政成 晴輝
(Haruki Masanari)パラ陸上やり投げ
2019年6月1日入社
兵庫県丹波篠山市出身。15歳の時にレーベル遺伝性視神経症(レーベル病)を発症。視覚障害に負けることなく、高校は野球の強豪・鳥取城北高校に入学し、選手兼マネージャー、応援団⾧としてチームに貢献。その後、パラアスリート発掘イベントでパラ陸上やり投げ競技と出会い、転向。 -
photo by:
Japan Deaf Athletics Association高居 千紘
(Kazuhiro Takai)デフ陸上競技 走り高跳び(聴覚障害)
2020年4月1日入社
滋賀県米原市出身。高校時代に陸上走高跳と出会い、指導者が不在の中、コツコツと地道な努力と練習を積み重ね、競技レベルを向上。全国聾学校陸上競技大会の走高跳で3連覇を達成。高校時代の活躍が認められ「日本財団パラアスリート奨学生」に認定。日本体育大学に進学し競技に邁進。
パラアスリート・デフアスリートの社会貢献活動
多様性社会で求められるリーダーシップ像について、学生とともに考える機会を創出するため、学校法人日本経済大学にて、当社所属パラアスリートの政成晴輝が「リーダーシップ論」講義内で特別講義を実施しました。自身の人生の転機(障がい発覚前と後)や、パラアスリートとしてのさまざまな経験から、リーダーシップには多種多様な形があり、チームのなかで自分の役割を考え全力で務めを果たし、どんなことにもチャレンジを続けることの大切さについて学生のみなさんへお伝えしました。

LGBTQ
ダイバーシティ&インクルージョン推進の取り組みとして、多様な社員、社内の性的マイノリティ(LGBTQ)に対して平等な機会を提供するために、社内規程の改定や全社員を対象としたe-ラーニングの研修を実施するなど、全社をあげて意識改革に取り組んでいます。
社内規程の改定
就業規則などにおける配偶者の定義を改定しました。これにより、パートナーの性別や婚姻関係の有無にかかわらず、育児休暇や介護 休暇などの福利厚生制度を利用できるようになりました。また、人権ポリシーおよびダイバーシティ&インクルージョンポリシーの記載に性的指向に加え、「性自認または表現」を追加しました。
研修の実施
管理職1,263人を対象とした無意識の偏見(アンコンシャ スバイアス)に関する研修や約16,000名の全社員を対象としたLGBTQの基本的な理解促進のe-ラーニングを実施するなど、社員の意識改革に取り組んでいます。また、新卒・中途入社者への研修では、LGBTQへの理解促進を目的としたプログラムも実施しています。
「Business for Marriage Equality(BME)」への賛同を表明
2020年12月、婚姻の平等に賛同する企業を募るキャンペーン「Business for Marriage Equality(BME)」への賛同を表明しました。
BMEは、日本国内における同性婚の法制化(婚姻の平等)に賛同する企業を可視化することを目的に運営されています。

「ビジネスによるLGBT平等サポート宣言」に賛同
2021年6月、日本で法制化されていない「LGBT平等法」の制定を目指す、「ビジネスによるLGBT平等サポート宣言」に賛同しました。
「ビジネスによるLGBT平等サポート宣言」は、性的指向や性自認に基づく差別を禁止し、誰もが平等に扱われるインクルーシブな職場・社会づくりを目指すためのキャンペーンです。

多様な人間が働きやすい職場環境づくり
コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングスグループでは、多様な人財が働きやすい環境づくりをマネジメント主導で迅速かつ柔軟に推進しています。これらの取り組みが評価され、企業の働きやすさに関するさまざまな外部評価を獲得しています。