健康経営

健康経営

コカ·コーラボトラーズジャパン健康経営への取り組み

健康経営推進の目的

CCBJIのMission 「すべての人にハッピーなひとときをお届けし、価値を創造します」 を達成するため健康経営を通じたウェルビーイングを推進していきます。

CCBJIの目指す健康経営

社員が在籍している間もCCBJIを卒業した後の人生においてもハッピーなひとときを過ごせるように ~“Road to 100” 100才でも元気な体を目指して~ を健康宣言にかかげ日々の健康増進をサポートしていきます。

コカ・コーラ ボトラーズジャパン健康宣言『Sawayaka Style』

健康経営責任者メッセージ

私たちは、「すべての人にハッピーなひとときをお届けし、価値を創造する」ことをミッションとしております。人々の日々の暮らしに寄り添う企業として、常に健康を第一に考え、お客さまに価値ある製品・サービスを提供することにより、健康で豊かな未来の実現に貢献いたします。
これを実現するためには、社員一人ひとりが活動的かつ健康的なライフスタイルを送り、安心して楽しく働くことが大前提だと考えています。

代表取締役社長 最高経営責任者
カリン・ドラガン

私の健康増進の取り組み

コカ・コーラ ボトラーズジャパングループの健康経営責任者として、私自身も「Road to 100」(100歳でも元気な体でいられること)を目指し、健康保持増進に取り組んでいます。仕事の成果を最大化するためには、心身ともに健康であることが大前提となりますですので、毎日、運動やバランスのとれた食事を摂り入れるようにしています。運動を継続するために、平日は始業前にジムに行く時間を確保し、行ける日は必ず行くようにしています。もちろん、こまめな水分補給も重要です。週末の散歩とあわせて、体を動かすことが私のよいリフレッシュになっています。

健康経営の基本方針

健康課題を改善しCCBJIの目指す健康経営を推進するため5つの基本方針を定め各種施策を実施しています。

5つの基本方針

1
Safety
安心な就業環境の整備
2
Start
健康リスクの改善(早期発見・早期治療)
3
Self
自身の健康に向き合う機会の充実
4
Smart
多様な働き方の推進
5
Sawayaka
健康的なライフスタイルの促進

コカ・コーラ ボトラーズジャパン 健康経営戦略マップ

【健康経営で解決したい経営上の課題】
環境問題やお客さま、消費者の多様なニーズに対応し、会社と社員が共に持続的に成長し続けるためには、多様性と多面性に満ちた社員が健康で働きがいをもち、活躍する職場環境を構築していく必要があると考えています。

【健康経営の実施により期待する効果】
健康で働きがいをもち活躍するためには、健康リスクを改善し、社員の生産性と業務品質を高めていく必要があります。この改善施策として「Sawayakaチャレンジ」と称したプログラムを導入し、その中でも運動の習慣化は、適正な体を維持するため最も重要と考えています。
現在24%の運動習慣化率を2025年までに60%以上となることを目指しています。これにより生産性を向上させプレゼンティーズムの損失割合10%以下を実現したいと考えています。

健康経営でめざす姿、基本方針、課題、健康関連施策とのつながりを見える化し整理することで、解決したい経営課題を意識しながら、さまざまな健康経営諸施策に取り組んでいます。

CCBJI健康経営 戦略マップ

健康経営推進体制

組織・協力体制

健康経営責任者である代表取締役社長が経営層を巻き込みながら、健康経営推進責任部門にあたる
健康安全推進課が労働組合や産業保健スタッフと連携しグループ全体の健康推進を横断的に実施しています。

健康相談対応の体制

社内相談窓口では東京、大阪、福岡の3拠点に健康増進室を設置し対面・オンラインで相談に対応しています。
社外相談窓口では24時間電話対応可能な窓口を設けて社員やその家族からの健康相談に対応しています。

社内相談窓口

社外相談窓口

取り組み内容とその結果

当社の健康増進の取り組みやその結果等を詳細にまとめています。こちらをご覧ください。

2023年度健康白書(PDF)

主な取り組み内容

⊕をクリックすると詳細が開きます。

1
Safety
安心な就業環境の整備
● 安全衛生体制

労使による安全衛生の会議体にて全社方針を決定し下部組織との連携によって安心・安全な環境の維持に努めています。

● リスクアセスメント

個別の作業や薬剤における危険性はリスクアセスメントに基づき危険源の特定とリスク評価を実施しています。好事例紹介も積極的に行い横展開につなげています。

● 安全研修

2021年名古屋オフィスに開設したSafety Learning Centerを活用し、体験型の安全研修を通して危険性への理解向上に努めています。

● 事故調査会議

労働災害が発生した際は事故調査会議を開催し真因追及と再発防止策の作成によって類似労災の削減につなげています。

2
Start
健康リスクの改善(早期発見・早期治療)
● 健康診断結果の早期返却

診健診から診断結果の返却までを1ヶ月以内にすることを目指し契約医療機関の集約を実施し、疾病リスクを速やかに通知できる体制を整備しました。

● 2次検診受診勧奨

健診結果に所見がある社員を確実に再検査につなげるためリスクを3段階に分類し高リスク者から順に保健師による勧奨をすることで受診率向上につなげています。

● 任意健診

会社からの補助金最大22,000円と健康保険組合による補助金によって本人負担実質0円から任意健診(人間ドック等)を受診できる体制を整備しています。

3
Self
自身の健康に向き合う機会の充実
● 健康アプリWellGoの導入

全社員に貸与しているスマートフォンに健康アプリWellGoをインストールして自身の健康を総合的に管理できる体制を整備しています。

● 健康診断結果のデータ化

健康アプリWellGoの導入によって過去からの健康診断結果をWebからも全社員に貸与しているスマートフォンからも確認できるようになりました。

● ストレスチェック

全社員にストレスチェックを実施しメンタル不調の未然防止につなげています。

● 健康リテラシーの向上

健康経営に関わるセミナー、e-learning、動画配信を実施して社員のリテラシー向上に努めています。

4
Smart
多様な働き方の推進
● スーパーフレックス・在宅勤務

コアタイムのないフレックス制度としてスーパーフレックスを導入し在宅勤務等と組み合わせメリハリのある生活を支援しています。

● 育児休暇

男性の育休認知度を高めるために、子どもが生まれた男性社員へ「パパエプロン」を手渡すことで、周囲に育休取得への協力を仰ぎ本人へ育休取得を促しています。

● 病気になった後の休暇

休職や治療に利用できる「通院時特別有給休暇」「復職時通院休暇」「時短勤務制度」を設けています。

● 介護休暇・介護休業

要介護状態にある家族の介護をするために休暇を請求した場合対象者1人につき年間5日の有給休暇が取得でき、介護休業は通算365日の取得が可能です。

5
Sawayaka
健康的なライフスタイルの促進
● ウォーキングイベント

健康アプリWellGoを活用してSawayakaウォークと題したウォーキングイベントを実施し運動習慣化のサポートと社員同士のコミュニケーション活性化を促進しています。

● 体重・血圧記録の習慣化

健康アプリWellGoに1ヶ月間毎日の体重や血圧を記録するイベントを実施して健康的なライフスタイルを促進しています。(体重:4月、血圧:5月に実施)

● 禁煙推進

2019年に禁煙ロードマップを定め段階的に禁煙ルールを導入してきました。2023年1月からは全社全面禁煙がスタートしています。

屋外を含む会社の敷地内を全面禁煙についてはこちら
女性活躍に向けて

コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングスグループは、ダイバーシティ・エクイティー&インクルージョン(DE&I)の推進を、経営戦略における優先事項のひとつと位置付けています。 環境やお客さま、お得意さまの多様なニーズに対応し、私たちが持続的に成長していくために、多様性を重視し、さまざまなバックグラウンドや価値観を持つ社員一人ひとりが学ぶ向上心を忘れず能力を発揮する職場環境を構築しています。

働く上においては、性別による体の違いを理解し、自身や仲間の健康に向き合うことが重要との観点から、産婦人科医高尾先生をお招きし「男女の違い知らなかった発見講座」を開催しました。
保健体育の授業で習った懐かしい内容を復習しつつ、高尾先生のわかりやすく楽しいお話で盛り上がりました。

「多様性の尊重」への取り組みの詳細はこちら

主な指標の改善状況

健康経営を開始し、コロナ禍もあり悪化した年もありましたが、緩やかに改善効果が表れてきています。

社員の健康状態

2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
定期健康診断受診率 95.4% 96.9% 97.3% 99.7%
定期健康診断後の精密検査受診率 50.8% 45.2% 44.3% 54.1%
ハイリスク者保健指導率*1 21.9% 38.0% 2.3%
ハイリスク者割合 10.2% 10.5% 13.8% 10.0%
適正体重維持者率
※BMIが18.5~25未満の者
60.5% 56.8% 56.1% 55.8%
運動が習慣されている割合 21.0% 21.7% 24.1% 25.5%
「睡眠により十分な休養が取れている人」の割合 61.8% 61.9% 66.8% 69.6%
飲酒が習慣化している割合 14.1% 13.4%
血圧リスクと考えられる人の割合
※収縮期血圧180mmHg以上または
拡張期血圧110mmHg以上の人の割合
0.2% 2.1% 3.3% 3.0%
血糖リスクと考えられる人の割合
※空腹時血糖が200mg/dl以上の人の割合
0.6% 0.8% 0.8% 0.7%
糖尿病管理不良と考えられる人の割合
※HbA1cが8.0%以上の人の割合
0.2% 0.2% 1.8%
傷病による休職者の割合 0.5% 0.6% 0.5%
ストレスチェック受検率 88.0% 88.0% 90.0% 92.3% 94.0%
ストレスチェック高ストレス者の割合 12.7% 14.3% 10.5% 16.6% 14.2%
プレゼンティーイズム*2 11.3% 11.2% 90.3%
アブセンティーイズム(傷病による欠勤)*3 1.34日 1.26日 1.8日

*1 加入健保変更により未計算期間あり
*2 プレゼンティーズム算出方法:2021年より東大1項目版へ変更
*3 アブセンティーズム算出方法:2021年より長欠者実績より算出

その他指標

直近の状況
広く社員に行う施策の参加状況 ウォーキングイベント参加者数 約7,500名
チーム登録数 250チーム
社員のヘルスリテラシーの状況 メンタルヘルスeラーニング受講率 85.3%
各施策の社員の満足度 ウォーキングイベント:アンケート回答者の87%が「次回も参加する」と回答
労働時間の状況(残業時間等) 11.9時間
休暇取得の状況(年休取得率等) 37.0%
離職の状況 7.3%
ワークエンゲイジメントの状況*4 68.9%
その他指標へのリンク
(上記「労働時間の状況」以降の状況は、右のリンク先からもご確認いただけます)
https://www.ccbji.co.jp/csv/esg/

*4 ワークエンゲージメント算出方法:自社オリジナルサーベイ

社員や家族に対するサポート

社員が健康で働き続けるために。また人生100年時代、退職後も健康であり続けるために、さまざまなサポートを行っています。

  • 運動習慣改善サポート
    (社内クラブ活動の部費補助、スポーツクラブ利用費用補助、マラソン大会等スポーツイベント)
    社内クラブ活動の部費補助
    ランニングイベントに有志で参加
    スポーツクラブ利用費用補助
    マラソン大会スポーツイベント

地域社会との「健康」の共創

● 飲育(いんいく)セミナーの開催

正しい水分補給に加えて、そのときどきのシーンや体調に合った飲み物の選び方をお伝えする飲育(いんいく)セミナーを開催しています。

● 障がい者支援

アスリート支援に加え、障がいのある人財がそれぞれの強みを発揮して活躍できる就業環境の提供を目指し2019年に特例子会社を設立しました。

パラアスリート・デフアスリートの活動支援

特例子会社でのランドリー業務

● スポーツクリニック

コカ・コーラレッドスパークスホッケー部によるホッケー教室や、小学校への講師派遣を通して誰もが活動的で健康的に過ごせる社会づくりに寄与しています。

● ウェルネスプログラム

食生活記録・改善アプリ「あすけん」とコラボして自動販売機設置先企業さまにアプリの利用をサポートするプログラムを2023年からスタートしました。

『健康経営優良法人(ホワイト500)』に認定

コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社は『健康経営優良法人(ホワイト500)』に認定されました

*

2024年3月
経済産業省・日本健康会議が共同で認定する『健康経営優良法人2022(ホワイト500)』に認定されました。

当社は、健康経営を経営の最優先課題と位置づけ、社員の健康維持・増進に向けさまざまな取り組みを通じ、「健康第一」の企業風土醸成を図っています。
「安全と健康はすべてに優先する」という考えを事業継続の根幹と位置づけています。会社には、社員自身や周囲の人の「安全」や「健康」を害してまで、あるいは、怪我をするリスクを犯してまでしなければならない仕事は一つもないことを改めて宣言しています。

今後とも各種取り組みを推進することで、健康経営のさらなる推進・発展に取り組んでまいります。

■経済産業省ウェブサイト
https://www.meti.go.jp/press/2023/03/20240311004/20240311004.html

コカ·コーラボトラーズジャパンのこれから

コカ・コーラ ボトラーズジャパングループは、社員とともに持続的に成長することを目指し、最も貴重な財産である人材に関する取り組みとして、多様性と多面性に満ちた人材が活躍する職場環境の構築に努めています。その人材である働く社員の「健康保持・増進」は、重要な経営課題です。
健康安全に関する全社施策は専任部門である健康安全推進課が企画・推進をリードしています。産業医や保健師と協働し、健康安全のバックアップ体制を整備、その上で施策の実行および結果を分析し、何が課題か、それを改善するためには何をすればよいのか、ベストプラクティスを確認しながら、よりよい職場環境の構築を推進しています。