地域社会が健全であることが持続的な事業活動の前提であるという考えのもと、コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社はさまざまな社会貢献活動に取り組んでいます。
その中の1つが、自動販売機の「いつでも、どこでも、誰にでも、おいしい飲料を手にすることができる」利便性を活かし、自動販売機を活用した災害支援、地域の活性化への取り組みです。
災害支援型 自動販売機
大規模災害などの発生時、遠隔操作により無償で製品を提供できる自動販売機。
地震などの災害発生時に、通信ネットワーク技術を活用した遠隔操作によって、自動販売機に搭載された電光掲示板に災害情報を流したり、本体に残っている飲料を無償で提供したりと、緊急時に自動販売機ならではの機能を活用した支援を行うことで、地域社会に貢献するものです。
東日本大震災発生時には製品の無償提供が行われ、帰宅困難者の方々から感謝の声を多数いただきました。 この自動販売機は、設置主と該当自動販売機のオペレーションを担当する地域のボトラー社との間で結ばれた「災害支援協定」に基づいて設置されることが多く、無償提供はどのタイミングで誰が判断するのか、といったことは協定の内容によって異なります。
実際の設置場所としては、その公共性の高さから、主に緊急時の避難場所に指定されている地域の学校体育館や公共施設、病院などが中心となっています。
なお、この取り組みを日本で最初に始めたのはコカ・コーラシステムで、2003年3月に埼玉県上尾市役所に三国コカ・コーラボトリング(当時、現在はコカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社)が設置したのが初めての事例となります。これは、同社が企業市民として地域の防災対策に貢献する活動の1つとして提案した結果、採用されたものです。