コーポレートブログ

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【パリ2024オリンピック出場内定】ホッケー女子・浅井悠由×7人制ラグビー・津岡翔太郎——勝利のためのコミュニケーション

2024年7月11日

ホッケー女子日本代表の浅井 悠由(あさい ゆう)選手[1](コカ・コーラ レッドスパークスホッケー部 主将)と、7人制ラグビー(セブンズ)日本代表の津岡翔太郎(つおか しょうたろう)選手[2](コカ・コーラ ボトラーズジャパンカンパニーアンバサダー[3])。パリ2024オリンピックの開幕に向けて闘志を燃やすふたりは、ともに1996年生まれの同世代であり、「コカ・コーラ」ブランドを背負って歩んできたアスリートです。

過去のオリンピック競技大会ではバックアップメンバーに甘んじたり、予選期間中に大きな怪我を経験したりと、さまざまな壁にぶつかってきたふたり。目標を見失うことなく、結果を見据えて走り続ける強さはどこから生まれてくるのでしょうか。アスリートとしての信念や、間近に迫ったパリ2024オリンピックへの意気込みを語り合いました。

場所:コカ・コーラレッドスパークスホッケー部 メイングラウンド

肉体的にも精神的にも厳しいリハビリ期間。目標を見つめ直すことでやるべきことが見えた

——ふたりはともに、目標としていたパリ2024オリンピックの日本代表選手として選出されました。要因をどのように分析していますか?

津岡:代表チーム内での僕の役割は明確で、相手チームの選手に1対1で勝つことが求められています。海外の選手と比べて日本人選手は体格やスピードが劣る傾向にありますが、気持ちの部分では絶対に負けず、攻撃面でも守備面でも良い影響をチームにもたらしていくことを意識してきました。その全力の取り組みが評価されたのではないかと考えています。

浅井:ホッケーも似たような状況で、対戦相手である他国のチームには日本人選手よりも身長の高い選手がたくさんいます。私はディフェンダーとしてそうした相手と向き合っていますが、海外選手とも対等に戦える自負があるし、試合中の駆け引きも好き。そんなところが評価されたのかもしれません。

津岡:体格差は世界を舞台に戦うときには常に意識しますよね。ラグビーの場合は大きいことが必ずしも有利になるわけではなく、大きい相手に対して低さと速さで勝負することが効果的な場面もあります。

浅井:日本人選手の強みが発揮されるんですね。ホッケーでも体格差がものを言うコンタクトプレーはあるものの、相手のパスコースを読むなどの頭脳プレーでカバーできる部分も大きいんです。私はそうしたところで強みを発揮していきたいと思っています。

——これまでの過程で最も苦労したこと、大変だと感じたことは?

浅井:けがに悩まされました。翌年に世界大会やアジア大会を控えるタイミングで大きなけがをしてしまい、一刻も早く手術とリハビリを進めなければ代表に選ばれなくなるという危機感を持ちながら、必死に日々を過ごしていましたね。

津岡:僕も昨年、パリ2024オリンピックに向けた予選の期間にけがをしてしまい、半年ほどプレーできない時期を過ごしました。肉体的にも精神的にもきつかったですね。リハビリ中に考えていたのは、「今の自分ができることでチームに良い影響を与えたい」ということ。ラグビーは体を張るスポーツで、気持ちがあれば、万全な状態ではなくても貢献できることがあります。だからリハビリ直後は、チームのために体を張るんだと決めて動きました。

浅井:リハビリ自体はとても苦しいし、プレーできないもどかしさもありますが、前向きな気持ちで目標を見つめ直せば自分のやるべきことが見えてきますよね。これは当社のバリューの一つである“Result-orientation”、「結果を見据えて最後までやり抜く」ことに通じているのかなと感じています。

「リーダーシップ」と「人を支える力」。勝負の中で求められるコミュニケーションとは

——4年に一度の大舞台に向けて、肉体的にも精神的にもトップレベルの状態を維持し続けるのはとても難しいことではないかと想像します。ふたりはどのようにして日々のコンディションを調整し、自己を奮い立たせているのでしょうか。

津岡:僕の場合は悔しさが原動力となっています。前回の東京2020オリンピックでも代表として出場することを目指していたのですが、結果的にはバックアップメンバーに甘んじることになってしまった。一時はこのまま競技を続けるかどうかさえ悩んでいました。

浅井:私もリオデジャネイロ2016オリンピックではバックアップメンバーを経験しているので、悔しさはよく理解できます。

津岡:そのメンバー発表があったのは2021年6月17日でした。僕はスパイクの内側にこの日付を入れて、遠征などの機会にも常に持ち歩いているんです。これを見るとあの日の悔しさがこみ上げてきて、力になるんですよね。

左から、東京2020オリンピック代表に落選した当日に記したスパイク、現在使用しているスパイク。悔しさをバネに、パリ2024オリンピックでの飛躍を誓う

浅井:悔しさが原動力になっているのは私も同じです。日本代表として出場した東京2020オリンピックでは、私たちは1勝もできず、ほとんどの試合を1点差で落としてしまいました。大会が終わった瞬間から「次こそは!」という思いでやってきました。

——ふたりはそうした経験をチームの若手メンバーに伝える役割も担っていると思います。チーム内では目標達成に向けて、どのようにコミュニケーションを図っていますか?

津岡:僕はリーダーシップを取るのが得意ではないし、いわゆるキャプテンシーがあるタイプでもないので、若手が実力を発揮できる環境をつくりながら自分の背中を見せていくことが大切だと思っています。先輩として何かを求めることもないですね。チームメイトや友人としての関係性を保ちながら、若手から何かを相談された際には丁寧に応えるようにしています。

浅井:ここは津岡さんと真逆かもしれません(笑)。私は人に付いていくよりも、自分で引っ張っていきたいと思うタイプ。チームメイトにたくさん意見しながら、同時に自分自身にもプレッシャーをかけています

津岡:僕は浅井さんのようにリーダーシップを発揮してくれる人がいないとやっていけないタイプですね。

浅井:持ちつ持たれつのような気もします。津岡さんのように後輩の支えになって、チームに好影響をもたらしてくれる人も絶対に必要ですから。

——勝負の真っただ中にある試合中も、チーム内のコミュニケーションが大きな意味を持つのでしょうか。

津岡:はい。7人制ラグビーは基本的に前後半7分ずつを戦い、間のハーフタイムは2分しかありません。その2分で軌道修正しなければいけないので、水分補給をして息を整えながら、真剣にコミュニケーションを図っています。試合中もずっとコミュニケーションを取りますが、プレーがほとんど途切れないのでじっくり指示を出している暇はありません。

浅井:端的なコミュニケーションはホッケーでも大切です。試合中はのんびりコーチングしている余裕はないので、端的に的確に指示を出さなければいけないんです。若手選手は萎縮してミスをしてしまうこともあるので、厳しい声かけだけではなく、勇気づけたり鼓舞したりする言葉も大切にしていますね。その意味では、コーチングする側のメンタルを整えておくことも重要なのだと思います。

浅井さんにホッケーを教えてもらった津岡さん。「スティックにボールが当たらない……走りながらプレーするんですよね、難しい競技だ……!」

「コカ・コーラ」ブランドの誇りを背負ってパリへ。強豪国との戦いで世界を驚かせたい

——浅井さんはレッドスパークスホッケー部の主将を務め、津岡さんは当社のカンパニーアンバサダーとしても活動しています。ふたりにとって、「コカ・コーラ」ブランドはどのような存在でしょうか。

浅井:「コカ・コーラ」ブランドは、私を育ててくれた場所の象徴ですね。レッドスパークスホッケー部では歴代たくさんの名選手を輩出してきました。この名前に傷をつけることがないよう、仕事においてもホッケーにおいても正しく行動することを常に意識しています。「コカ・コーラ」ブランドが私という人間を支えてくれていると感じます。

津岡:僕にとって、「コカ・コーラ」ブランドは「恩返しをする相手」です。ラグビー選手として当社に入社するとき、僕は学生時代の大きなけがが完治していなくて、プレーができるかどうかさえ分からない状態でした。それでも採用担当の方は「ラグビーだけじゃない、津岡さんの人間性を評価したんです」といって予定通り迎え入れてくれました。それ以降もたくさんの仲間に僕の活動を応援してもらい、本当に感謝しています。

——その気持ちを胸に挑むパリ2024オリンピックがもうすぐ開幕します。改めて意気込みを聞かせてください。

津岡:7人制ラグビーは、対戦相手がすべて格上と言われるチームです。そんな強豪国に立ち向かう日本代表の姿勢を見てほしいと思っています。チームとしてはメダル獲得を目標に掲げ、強豪国との対戦で世界を驚かせられるように準備を進めているところです。個人としても活躍して、応援してくれている皆さんの心を揺さぶるプレーをしたいと思っています。

浅井:私個人としては、ディフェンダーとして失点を最小にしたいと思っています。チームとしては予選を突破し、決勝リーグの舞台へ進むことが目標です。パリ2024オリンピックに向けた予選では、出場資格を得るために戦った強豪国のインドとの試合で、1-0で勝つことができました。あきらめなければ結果が必ずついてくる。この手応えを本大会につなげて目標を実現します。応援をよろしくお願いします!

コカ・コーラ社はオリンピック・パラリンピックのワールドワイドパートナーです

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