コーポレートブログ

大阪・関西万博で当社とロイヤルホールディングスが提供する食体験。「コカ・コーラ」ブランドと開放感のある空間をともに味わえる「ラウンジ&ダイニング」試食会を開催
2025年5月30日

2025年4月13日に開幕した大阪・関西万博に向け、当社はロイヤルホールディングス株式会社(以降、ロイヤルホールディングス)と協働で出店する「ラウンジ&ダイニング」の準備を進めてきました。
「ラウンジ&ダイニング」公式ウェブサイト:https://lounge-dining-expo.jp/banpaku/
大阪・関西万博の開幕を目前にした4月7日、報道関係者に向けて、「ラウンジ&ダイニング」の内覧・試食会を実施。当日は、主催者から出店経緯やコンセプトの説明を行い、その後は施設内の各エリアをめぐる内覧ツアーや趣向を凝らした料理の試食を通して、お客さまに提供される「豊かな食体験」の一端が披露されました。
主催者あいさつ「両社の知見をかけ合わせることで、大阪・関西万博に特別な食体験を」
まずは、当社執行役員の藤原義樹が、今回のレストラン出店に対する意気込み語りました。

「ロイヤルホールディングスとは、当社が創業した1960年当時から長くパートナー関係を築いてきました。1970年の大阪万博で当社は会期中に3,300万本の製品を販売するなど、大きな成功体験を得ています。また、ロイヤルホールディングス社も、会場内でのレストラン運営をきっかけに、全国展開へと成長を遂げました。
そんな歴史ある2社が、55年の時を経て万博の舞台で共同出店を果たします。今回の『ラウンジ&ダイニング』では、当社が持つ飲料提供のノウハウと、ロイヤルホールディングスの卓越した食と店舗運営の知見をかけ合わせることで、世界中から訪れるお客さまに“特別な食体験”を提供したいと考えています」(藤原)
ロイヤルホールディングスの専務執行役員・佐々木徳久氏も、当社とのコラボレーションに込めた思いを語りました。

「こうしてまた、コカ・コーラ ボトラーズジャパンと大阪の地でご一緒できることを本当に嬉しく思っています。長年の信頼関係と、それぞれの強みを生かして、今回も素晴らしい取り組みにしていきたいです」(ロイヤルホールディングス 専務執行役員 佐々木徳久氏)
さわやかな風を感じる、“五感で味わうダイニング”へ
続いて、施設内を回ってレストランを隅々まで体感する内覧ツアーが行われました。
大阪・関西万博の会場内、国際交流の拠点となるEXPO ナショナルデーホール「レイガーデン」2階に位置する「ラウンジ&ダイニング」は、“さわやかな風のダイニング”をコンセプトに掲げた、開放感あふれる食の空間です。高さ9メートルの建物は、大阪湾を一望できるガラス張りの設計で、訪れる人の心を自然とほどいてくれるようなロケーションが広がっています。

この空間には、「コカ・コーラ」ブランドのタッチポイントが散りばめられています。飲食を楽しみながら、「コカ・コーラ」の世界観を随所に感じられる演出が施されているのです。
エントランスには、「コカ・コーラ」の象徴的なコンツアーボトルで曲線をあしらったレジカウンターや、ネオンサインのフォトスポットなどが配され、思わずシャッターを押したくなるようなデザインを楽しむことができます。


また、バリアフリートイレの案内表示には、車椅子のピクトグラムが「コカ・コーラ」のボトルを手にするユニークなデザインを採用。誰もが気持ちよく過ごせる空間づくりへの意識が込められています。


風の吹き抜けるテラスに出てみると、アップサイクル素材でつくられたリサイクルベンチが配置されています。ロイヤルホールディングスの店舗で使用していた木製椅子と、当社が回収した13万個のPETボトルキャップを組み合わせたこのリサイクルベンチは、サスティナブルな未来を体現する象徴的なアイテムです。


さらに、分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を通じた遠隔接客の取り組みにも注目が集まっていました。難病や障がいによって外出が困難な人々がリアルタイムで来場者と接し、働くことができる仕組みが導入されているのです。

「私はステイホーム生活を送っており、普段は人と接点を持つことが難しいです。しかし、OriHimeを通して新しい出会いを持ち、さまざまなお客さまと話ができ、こうした役割をいただけることで、“自分の未来を諦めなくていいんだな”と嬉しい気持ちです」(OriHimeクルー・ちふゆさん)
多国籍ビュッフェで“食の多様性”を体感できるダイニングエリア
広々としたダイニングスペースでは、世界各国の料理が並ぶビュッフェを展開。ジビエや未利用魚、大豆ミートなど、サスティナブルな食材も積極的に取り入れたメニュー構成となっており、「食の循環」や「命をいただくことの意味」を見つめ直す機会にもつながっています。



当社のドリンク提供エリアも充実。バラエティ豊かな料理に合わせ、ドリンクも心ゆくまで味わうのが「ラウンジ&ダイニング」らしい楽しみ方です。多言語対応のドリンクディスペンサーや、11種類の「コスタコーヒー」を楽しめるマシンなど、世界中の来場者が「自分らしい一杯」を選べるインクルーシブな設計となっています。



食文化を未来につなぐ“共創の場”カウンター専門店エリア
カウンターエリアでは、鉄板料理の「うかい亭 大阪」、そして大阪の寿司文化を伝える「鮓 晴日」(すし はれのひ)と、それぞれの分野で研ぎ澄まされた技と食材が織りなす“本物の味”が、来場者を迎えます。
ここで注目したいのは、上質なおもてなしとともに「未来に食文化を受け継いでいく」という意思が込められていること。
「腕を振るうのは、それぞれに自分の店を持つ精鋭の職人ばかり。皆さんとタッグを組んで、心を込めて握った寿司をお客さまに提供します」(鮓 晴日・目黒氏)
目の前で繰り広げられる熟練の技からは、“いのちの営み”としての食を、より豊かに、持続可能にしていこうとする料理人たちの思いが伝わってきました。


静かな特別感と「花」でもてなすレセプションルーム
施設内には、全7室のレセプションルームも設けられています。コース料理を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごせる空間です。会食や接待にも適したしつらえで、室内はサクラやシャクナゲなど、関西・近畿地方で親しまれてきた花をテーマにした装飾が施されています。華やかさの中にも落ち着きがあり、来場者の心にそっと彩りを添える場所です。提供される料理とともに、特別なひとときを味わうことができるでしょう。



空間も味も、未来志向のおもてなし
内覧のあとは、待ちに待った試食タイム。丁寧に仕込まれた料理の数々に、参加者たちは思わず笑顔をこぼしながら、一皿一皿を味わっていました。
空間、サービス、そして食。随所に込められた「未来を見据えたデザイン」が、「ラウンジ&ダイニング」に訪れる人の記憶に残る体験へとつながっていくはずです。
「ラウンジ&ダイニング」公式ウェブサイト:https://lounge-dining-expo.jp/banpaku/
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