ニュースリリース

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2024年 年頭所感

2024年01月05日
コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社
代表取締役社長 最高経営責任者
カリン・ドラガン

2024年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 

まずは、令和6年能登半島地震で亡くなられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。みなさまの安全と、一日も早い復旧をお祈りいたします。コカ・コーラ ボトラーズジャパンは総合飲料企業として、製品提供を含めできる限りの支援に全力で取り組んでまいります。

 

昨年は、国際情勢の変化に加え、原材料・資材・エネルギー価格の高騰や円安などの影響により、事業環境は引き続き不透明な状況で推移しました。私たちはその変化に機敏に対応しながらビジネスを成長させてまいりました。そして、明るい話題がいくつもありました。

 

まず、グループ共通のコーポレートメッセージ「ハッピーなひとときを、ボトルから。」を策定しました。今年も引き続き、このコーポレートメッセージのもと、ステークホルダーのみなさまとさらにコミュニケーションを密に図り、価値を創造し続けてまいります。

 

最も注目すべきは2024年から2028年までの新たな中期経営計画「Vision 2028」を発表したことです。長期化した新型コロナウイルス感染症の影響を乗り越え、新たなステージに進む準備が整ったことをみなさまに共有することができて嬉しく思います。持続的な利益成長を目指す最新の計画は、収益性と資本効率を重視しており、主要指標として年率2%から3%の売上収益成長、2028年の事業利益率5%以上、投下資本利益率(ROIC) 5%以上などを掲げています。達成に向けて、さまざまな取り組みを戦略的に行います。営業部門においては、今年1月からの新組織体制のもと、高付加価値製品への投資や販売チャネルごとの適切な成長戦略の実行、利益率向上に資する柔軟な価格戦略の実行、ベンディングチャネルにおける変革などに取り組み、持続的な利益成長を目指します。また、サプライチェーンのさらなる効率化や、DX推進等によるオペレーションプロセスの改善なども進めていきます。さらに、ESG経営や人的資本経営の推進にも取り組んでまいります。

 

昨年11月、当社は2024年の目標としていた通期事業利益の黒字化を、2023年に前倒しで達成見込みであることを発表しました。これは、厳しい環境下で全社一丸となって変革の推進および主要施策を実行してきた成果であり、改めて私たちの戦略の方向性は正しいものであると確信しています。

 

2024年は、昨年のよい勢いをそのままに、中期経営計画の初年度として好スタートを切るべく、主要施策を着実に実行していきます。引き続き、社員一丸となって、「すべての人にハッピーなひとときをお届けし、価値を創造する」というミッションのもと、私たちは、持続的な成長および企業価値の向上に向けて前進してまいります。

 

本年もみなさまのご指導、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。