ニュースリリース

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「母乳バンク支援自販機」を展開
ピジョン株式会社内に第1号機を設置

2021年12月07日
コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社

コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:カリン・ドラガン、以下 当社)は、一般社団法人 日本母乳バンク協会(代表理事:水野 克己、以下 日本母乳バンク協会)(注1)との連携により、「母乳バンク支援自販機」(以下、支援自販機)の展開を開始し、第1号機をピジョン株式会社(東京都中央区)の本社社屋内に設置しました。


ピジョン株式会社 本社社屋内に設置された「母乳バンク支援自販機」第1号機

本支援自販機は、日本の新生児医療において「母乳」の活用の促進を目指す、日本母乳バンク協会の活動に賛同し、展開するものです。「母乳バンク」は、早産・極低出生体重児のために寄付された母乳を処理した「ドナーミルク」を提供する施設です。このたび、日本母乳バンク協会のゴールドスポンサーであり、社内に「日本橋 母乳バンク」(注2)を開設した、ピジョン株式会社にご協力いただき、1号機を同社の本社社屋内に設置しました。支援自販機の売上の一部は、日本母乳バンク協会に寄付され、母乳の低温殺菌や検査、「ドナーミルク」の発送などの費用に役立てられます。今後は、設置エリア、設置台数を拡大し、展開してまいります。

【一般社団法人 日本母乳バンク協会 代表理事 水野 克己様のコメント】

日本橋母乳バンクの開設から1年が経過し、ドナーミルクの使用病院も着実に増えて参りました。母乳バンクは、ドナーの皆さん、レシピエント家族、寄付をしてくださる方々、この活動に関わってくださる一人ひとりの愛と深い想いに支えられています。
ドナーミルクはNICUに入院する小さく産まれた赤ちゃんに提供されるものですが、この活動を通して日本中の皆さんが生まれてくるすべての赤ちゃんに思いを馳せていただけけるよう願っています。

【支援の仕組み】

(注1)母乳バンクとは
母乳を必要とする早産・極低出生体重児(出生体重1,500g未満の赤ちゃん)が自分の母親から母乳を得られない場合、医療機関からの要請に応じ、寄付された母乳を処理した「ドナーミルク」を提供する施設が「母乳バンク」です。当施設では、国際的な運用基準に基づき、母乳の検査や低温殺菌処理を行い、安全に保管、保存することが求められます。また、ドナーミルクは赤ちゃんの医学的な必要性に応じて利用すべきという考えに基づき、無償で提供されています。国内では、2018年からドナーミルクを利用するNICU(新生児集中治療室)が増加しており、国内の需要に見合うだけの母乳バンクの整備と経済的サポートが必要とされています※1。
※1 日本小児科学会雑誌 第123巻 第7号 日本小児医療保健協議会栄養委員会 早産・極低出生体重児の経腸栄養に関する提言

(注2)「日本橋 母乳バンク」
日本で最初に開設された「昭和大学江東豊洲病院 母乳バンク」が2021年3月に閉鎖となり、全業務がピジョン株式会社内に設置した「日本橋 母乳バンク」に移管されました。本施設は、年間1,600Lの母乳を処理でき、約1,000人の赤ちゃんにドナーミルクを提供できる規模です。2021年度現在では、ドナーミルク利用病院は36病院へと拡大し(前年度22病院)、ドナーミルクを利用する赤ちゃんは500人を超える見込みとなり(前年度203人)、着実に実績を積み重ねています。また、ドナー登録者数は2020年度に161名と増加し、前年の約7倍(2019年度24名)になりました。

ピジョン株式会社について
育児用品をはじめ、マタニティ用品・介護用品・保育サービスなどを手掛けるブランド。設立以来60年以上に渡る研究に基づき、製品やサービスを提供することによって、この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所にしたいと考え、赤ちゃんが生まれながらに持つ素晴らしい力を育み、すべての赤ちゃんがありのままに輝ける世界の創造を目指している。

社名:ピジョン株式会社
代表者: 代表取締役会長 山下 茂
           代表取締役社長 北澤 憲政
本社所在地:東京都中央区日本橋久松町4番4号
事業内容:育児・マタニティ・女性ケア・ホームヘルスケア・介護用品等の製造、販売および輸出入、ならびに保育事業
設立:1957年(昭和32年)8月
資本金:51億9,959万円

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