中国・四国エリアのみなさまへ製品を届ける大型拠点・本郷自動倉庫が再稼働!

コカ・コーラ ボトラーズジャパンは、2018年7月の西日本豪雨による浸水被害により甚大な被害をうけ、稼動を停止していた本郷自動倉庫(広島県三原市)に最新技術を導入し4月27日(月)より再稼働いたしました。

西日本豪雨により国内有数の製造能力を誇る工場と自動倉庫が機能停止

本郷工場は、旧山陽コカ・コーラボトリングの主要工場として、1973年に竣工しました。以来、国内有数の製造能力を誇る工場として稼働しておりました。

また本郷自動倉庫は大型の自動倉庫で、商品の搬入から積み上げまでの一連の作業が自動化されており、物流業界における人手不足を補う省人化と生産性向上を実現する拠点でした。

しかし、2018年6~7月に起きた集中豪雨(西日本豪雨)により、広島県三原市を流れる沼田川が氾濫し、本郷工場は浸水。最大時には2.5メートルの高さまで水が入り込み、本郷工場の3ラインは操業停止を余儀なくされました。また本郷自動倉庫も製品を乗せるパレットが流れるなどの被害を受けました。

本郷自動倉庫が再稼働。「新生プロジェクト」の中国・四国エリアを担う

本郷自動倉庫の復旧・再稼働は、当社にとっても大きなプロジェクトでした。当社は、2016年5月よりスタートした戦略的物流ネットワーク改革「新生プロジェクト」を進めております。目的は、物流業務と輸配送効率化を実現するためであり、本郷自動倉庫はその中で中国・四国エリアの製品保管・供給の中核を担います。

【新生プロジェクト関連】

そのため、工場が位置する三原市の行政の方々のご協力を得ながら、技術的なハードルを一つひとつクリアしていきました。その結果、冒頭でご説明した通り、日本初となる高層50メートルの自動倉庫を実現し、保管可能数量も被災前12,000パレットを確保して、4月27日より再稼働の運びとなりました。

最後にはなりますが、再稼働にあたり当社の執行役員 SCM本部長であるブルース・ハーバートのコメントを紹介します。

コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社
執行役員 SCM本部長 ブルース・ハーバートのコメント

「このたび2018年の浸水被害から本郷の自動倉庫を再稼働することができました。また、新広島工場竣工に向けてのプロジェクトも順調に推移しており、被災からの復興は最終段階となっております。
本郷物流センターの業務再開において、自動倉庫の復旧は最大の課題でありました。プロジェクトに参画いただき、ご尽力いただきましたみなさまへ、この場をお借りしまして感謝申し上げます。
これにより6月に稼働を予定している新広島工場で製造した製品を本郷自動倉庫で保管することができ、中国・四国エリアへ安定した製品を供給できるものと考えております。新広島工場と合わせ、これまで以上に広島の復興と発展に寄与していきたいと考えております」