6月は「環境月間」 コカ・コーラ ボトラーズジャパンが実践するサスティナビリティーへの取り組み

毎年6月5日は「環境の日」、そして6月は「環境月間」であることをご存じですか?
「環境の日」は、昭和47年6月5日にスウェーデンの首都、ストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念し制定され、国連は日本の提案を受けて6月5日を「世界環境デー」と定めました。

日本では、「環境基本法」(平成5年制定)において「環境の日」が定められ、さらに平成3年度からは6月の1ヶ月間を「環境月間」とし、全国各地で環境保全についての関心や理解を深めるための活動が行われています。 参照:環境省ウェブサイトより

私たちコカ・コーラ ボトラーズジャパンも、コカ·コーラシステム各社との連携のもと、かけがえのない水や原材料などの資源を大切に使用し、サスティナブルな社会実現への取り組みを継続して行っています。日本のコカ・コーラシステムは、SDGsをふまえ「多様性の尊重」「地域社会」「資源」の3つをサスティナビリティーのプラットフォームとし、その中で優先すべき9つの重点課題を特定しており、今回は、「資源」における「容器/PET」「気候変動」「水」の重点課題について、当社が実践する取り組みをご紹介します。

■容器/PET

日本のコカ・コーラシステムは、ザ コカ・コーラカンパニーが掲げるグローバルビジョン「World Without Waste(廃棄物ゼロ社会)」の実現に向け、「設計」「回収」「パートナー」の3つを柱とした「容器の2030年ビジョン」を策定し、日本国内におけるプラスチック資源の循環利用を促進しています。

先月5月31日、「コカ・コーラ」「コカ・コーラ ゼロシュガー」「コカ・コーラ ゼロカフェイン」および「ジョージア ジャパン クラフトマン」などの旗艦製品へ100%リサイクルPETボトルを導入しました。詳細はこちら

このボトルは使用済みPETボトルを回収し、新たにPETボトルとして再生する「ボトルtoボトル」で、資源を最大限活用しています。

また、今年2月下旬より、全てのリサイクル可能な製品パッケージに「リサイクルしてね」のロゴを導入。リサイクルPET樹脂を100%使用した容器のラベルには「100%リサイクルペット」の表示をあわせて記載することで、消費者のみなさまに、より環境負荷の低い製品を選んでいただけるよう、わかりやすくしました。詳細はこちら

当社は多くの方々に取り組みを知っていただき、関心と理解を深めていただくための啓発活動も行っています。近年、SDGs(持続可能な開発目標)への企業の取り組みに、若い世代の関心が高まっています。先日開催した東京都内の中学校向けのオンラインセミナーでは、熱中症対策や水分補給の重要性をお伝えするとともに、コカ・コーラシステムの環境への取り組みについても紹介しました。

社内周知にも力を入れており、CSV(Creating Shared Value)推進部が、社内SNS Yammerを使って、環境などの社会課題に関する情報を発信したり、定期的に勉強会を開催することで、社員の理解促進を図っています。ザ コカ・コーラカンパニーが掲げるグローバルビジョン「World Without Waste(廃棄物ゼロ社会)」をテーマに開催したオンライン勉強会には、約200名の社員が参加しました。

■気候変動

温室効果ガスの大気中の濃度が高まり、熱の吸収が増えると、地球の表面気温が上昇します。これが地球温暖化の大きな要因のひとつになっています。
2021年2月、当社は日本のコカ・コーラシステム最大級の保管・出庫能力を持つ自動物流センター「埼玉メガDC」の稼働を開始しました。これまで各拠点で行っていた仕分けなどの物流業務、在庫保管スペースを集約し、複雑なサプライチェーンネットワークの効率化を進めるとともに、環境負荷の軽減のため、燃料使用量や温室効果ガス排出量の削減などに努めています。

■水

私たちは、かけがえのない「水」を使用しビジネスを行う企業として、「2030年までに水使用量30%削減」(2015年比)および「2025年まで水源涵養率200%維持」の目標を掲げて水資源保護を推進しています。
工場では、最新技術を備えた製造ラインの導入、モニタリングによる製造プロセスや工場設備の改善を日々行い、使用する水の量の削減や使用した水の再利用に取り組んでいます。

また、多くの人々へ水源涵養や自然保護の重要性を理解していただくことを目的とした環境教育プログラムを各地で開催しています。2019年に行ったコカ・コーラ「森に学ぼう」プロジェクトでは、製造工場の水源域12カ所で、地域のみなさまと社員が水資源保護活動を行い、社員とその家族421人が間伐体験、田植え体験や木工体験を通じて、かけがえのない水の大切さを学びました。(※2020年はコロナ感染拡大防止のため中止) ※詳しくはこちら

毎日の暮らしの中で、環境負荷の低い製品を選んでいただくことや、PETボトルを正しい回収方法に沿って分別していただくことなどが、地球環境を大切にする取り組みにつながっています。
「環境の日」「環境月間」をきっかけに、地球の環境に配慮した行動について、一緒に考えてみませんか。

<当社の社会との価値創造実現に向けた取り組み>
2021年5月に「CSVレポート2021」を発行しました。詳細はこちらをご参照ください。