コーポレートブログ
地域社会の一員としてできることを。
コカ・コーラ ボトラーズジャパンが実現する“社員ボランティア文化”
2025年12月4日
当社では、地域社会とともに持続可能な未来をつくるため、社員のボランティア活動を積極的に支援しています。 私たちは誰もが地域社会の一員です。地域に根ざし、地域の課題解決に取り組み、より良い世の中の実現のために自分のできる範囲でできることをする。そんな社会が理想だと考えています
さまざまな拠点、地域に社員がいる当社では、ボランティア活動を通して社会との接点を増やし、視野を広げることもできるはず。その考えのもと、社員の自主的なボランティア活動への参加を後押しする取り組みを推進してきました。当社がボランティア文化の醸成に取り組む背景と、社員が取り組む「地域社会発展への貢献」の一例をご紹介します。
目標を大きく上回る20%の社員がボランティア活動に参加
当社では、地域社会との協働や自然環境の保全をサステナビリティの重要な柱として位置づけてきました。社員のボランティア参画に力を入れてきた背景にあるのは、「地域社会発展への貢献」というマテリアリティです。社員自身が地域や自然環境と向き合いながら活動することが企業としての価値を向上させ、地域の持続的な発展が企業の成長につながるという考え方のもと、社員が主体的に社会貢献に参加できるよう支援してきました。
その指標として、当社では2025年までのCSV Goalsで「全社員の10%以上のボランティア参加」を目標として掲げていました。清掃活動やスポーツ大会運営支援、災害支援、青少年育成、伝統文化の継承まで、活動の幅は広がり、多くの社員がボランティアに参加。結果として現在では年間で約3,500人が参加し、全社員の20%以上がボランティアに参加するようになっています。今後もこの20%という水準を維持しながら、さらに高い目標を設定して取り組んでいきたいと考えています。

ボランティア活動に参加しやすくなるための環境づくり
一般的に、ボランティア活動は幅広い概念でとらえられ、さまざまな対象があります。当社では社員それぞれの興味や活動領域を尊重しながら、多様な関わり方を認めています。
当社の定義では、ボランティアを『社員が自発的・主体的に行動し、報酬を得ず、地域環境や福祉、社会課題の解決を目的として行うもの』と位置づけています。この活動は、公共の利益に貢献し、一定の時間と労力をかけて他者や社会のために行動することが重要なポイントです。現在社員は、清掃活動やスポーツ大会の運営支援、災害復興支援、スポーツ少年団のコーチ活動など、さまざまな形で地域や社会と関わっています。

社員が参加しやすい環境づくりにも工夫を重ねてきました。社内での活動の紹介・情報共有、ボランティア休暇制度の整備など、参加へのハードルを下げる取り組みが次々と進めています。
知識を得てもらうため、全社員へ向けた「ボランティア活動とは何か」を学べるeラーニング講座の提供も。「情報がほしい」「参加のきっかけがほしい」という声が多かったため、イントラネットにCSVイベントポータルサイトを作り、どんな活動に参加できるのかを一覧で見られるようにもしています。また、社内SNSでも活動の様子を随時発信しています。

災害復興支援など平日の参加が必要な場合には、年間5労働日以内をボランティア休暇として有給取得できる制度も整えました。こうした取り組みによってボランティアへの関心が高まり、実際に活動し始める社員が着実に増えているのです。
お取引さまとともに会社の垣根を越えて活動
多岐にわたるボランティア活動の中でも、特に多くの社員が参加しているのが清掃活動です。
当社は1都2府35県に営業拠点や工場を持っており、その周辺各地域で、のべ2376人が清掃活動に参加しています。ICC(国際的な海洋清掃キャンペーン)にも参加し、各地の海岸で海洋ごみの回収も行っています。


活動は自社の枠だけにとどまりません。ファミリーマートとの連携では、プライベートブランド「ファミマル」のPETボトル飲料の製品を製造する、当社海老名工場、京都工場の周辺エリアの清掃を両社社員が行いました。
スポーツイベント運営支援への参画も、社員に人気の高い活動のひとつ。当社の事業領域との親和性も高い活動です。
横浜マラソンでは、当社がオフィシャルパートナーとして給水所の運営を担当し、2万人を超えるランナーをサポート。スポーツにおける水分補給を支えることは当社として非常に重要なテーマでもあります。

20年続く人気のボランティア活動:コカ・コーラ「森に学ぼう」プロジェクト
2006年より続く、コカ・コーラ「森に学ぼう」プロジェクトも人気のボランティア活動です。
当社工場の水源域で実施しているこのボランティア活動では、水源涵養のための森林整備などを行います。森林整備だけではなく、当日は、森林組合や専門家から森の役割を学んだりできるので、学びの場としても多くの社員が参加しています。

また、地域で受け継がれてきた踊りや太鼓など、伝統文化の継承に関わる取り組みも大切なボランティア活動だと言えます。動物愛護に関する活動、高齢者施設や障がい者支援、子ども食堂の運営支援などの福祉分野でも活動する社員も多く、今後はさらに幅広い活動への参加を推奨するため、会社の定義に沿ったボランティア活動のメニューをわかりやすく社内へ広報していきたいと考えています。
誰かの役に立つ実感、「仕事以外の楽しみやつながりを持てた」という声も
社員がボランティアに参加した動機は「仕事以外でも地域に貢献したかった」「家族や仲間と一緒に活動したかった」「子どもに誇れることをしたかった」などさまざま。業務によっては地域社会との関わりが希薄なこともあるため、ボランティア活動を通じて“自分の行動が地域や環境に貢献している”ことを実感できる機会にもなっています。
活動を通じて、社員の意識や行動にも変化が生まれています。ボランティア活動をすることで、「仕事以外の楽しみやつながりを持てた」「新たな発見があった」と聞くことも。
当社の強みは、1都2府35県に拠点を持っていることでもあります。それぞれの地域で社員が地元の人々とつながり、課題解決のために行動することが、企業価値向上につながると信じています。
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