コーポレートブログ

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コカ・コーラ ボトラーズジャパングループの新入社員288名を迎えて入社式を開催 一人ひとりが目標を持ち、それぞれの挑戦へ

2024年5月10日

去る2024年4月1日、コカ・コーラ ボトラーズジャパングループの2024年度入社式を執り行いました。

2019年以来、実に5年ぶりの対面開催となった入社式には、「コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社」「コカ・コーラ ボトラーズジャパンベンディング株式会社」「FVジャパン株式会社」のグループ3社から総勢288名の新入社員が参加。役員および各組織の代表らと共に新たな仲間を迎えた当日の様子をお届けします。

社長あいさつ「過去の成功体験や価値観にとらわれず、変化を恐れずに成長してほしい」

東京・六本木で開催された入社式。開会と共に、役員および各組織の代表が、にこやかな笑顔で登壇しました。

冒頭ではコカ・コーラ ボトラーズジャパンの代表取締役社長 最高経営責任者のカリン・ドラガンがあいさつ。ドラガンは、コカ・コーラ ボトラーズジャパングループが目指すもの、それを実現するため、私たち一人ひとりのあるべき姿について、自身の体験を交えながら話しました。

30年前、ルーマニアのコカ・コーラ レベンティスに入社したドラガン。最初の配属先は倉庫だったと話します。英語が話せなかったドラガンは、まずは必死で言語を習得。その後は物流の仕事を経て営業へ進み、世界中のさまざまな人との付き合い方を学んでいったといいます。

「これまでにお客さまからいただいた温かい励ましの言葉や感謝のメッセージは、今でも忘れられない大切なものです。人生において学びに終わりはありません。新しいことに前向きに心を開いてチャレンジすることで可能性が広がり、道が開けるのです」と伝えました。

ドラガンは、ミッションである「すべての人にハッピーなひとときをお届けし、価値を創造します」の「すべての人」には、消費者、お客さま、社員、株主、地域社会などあらゆるステークホルダーが含まれることに言及。このミッションを追いかけ、ビジョンを実現するために、次の4つのバリューを念頭に置いて行動してほしいと話しました。

① Learning
学ぶ向上心を忘れません

② Agility
変化を恐れず機敏に行動します

③ Result-orientation
結果を見据え最後までやりきります

④ Integrity
誠実と信頼に基づいた気高い志で行動します

最後に、2028年までの中期経営計画「Vision 2028」に触れ、「2024年を力強く利益を積み上げる年と位置づけ、初年度としてさらなる増益を目指しています。そのためにも私たちは日々チャレンジして変革を加速させていく必要があり、本日入社した皆さんとともに、ワンチームで尽力していきたいと思います。コカ・コーラ ボトラーズジャパングループでは、どんな役割を担う立場であっても、社員一人ひとりがステークホルダーのために価値を創造する存在です。皆さんが仕事を通じて大きく成長し、多くの価値を創造してくれることを期待しています。

社員一人ひとりが常に自らのスキルを磨き、成長をしていくことを求めています。過去の成功体験や価値観にとらわれず、これまでのやり方は選択肢にないという意志を持ち、変化を恐れずに学び続けてください」と話しました。

新入社員あいさつ「ミッション・ビジョン・バリューの実現に向け、一人ひとりが目標を持つ」

ドラガンからのメッセージを受けて、新入社員代表の髙木日菜子(コカ・コーラ ボトラーズジャパン)、小松崎雅哉(コカ・コーラ ボトラーズジャパンベンディング)、柏﨑智香(FVジャパン)の3名が登壇。役員および各組織の代表へ想いを伝えるスピーチを行いました。

髙木からは「チャレンジ精神を忘れず、自社の熱狂的なファンであり続けたい。誰からも愛されるコカ・コーラ ボトラーズジャパンの発展に全力を尽くしたい」、小松崎(コカ・コーラ ボトラーズジャパンベンディング)からは「セールスパーソンとしてお客さまとの信頼関係を構築し、きめ細やかな営業活動と、『これまでのやり方は選択肢にない』という発想と行動で、より多くのお客さまにハッピーなひとときと製品を提供したい」、柏﨑(FVジャパン)からは「ビジョン実現に向け、困難にぶつかってもあきらめずに周囲の方々と協力しあい、常に上を目指して挑戦し続けていきたい。一つひとつの仕事に全力で向き合い、日々精進していきたい」と目標が述べられました。

3名のあいさつの後、スクリーンでは新入社員有志によって結成された入社式実行委員会制作のVTRを放映。Learning、Agility、Result-orientation、Integrityの4つのバリューから、各拠点の新入社員が大切にしたいと思うバリューとコメントを紹介しました。

「一人ひとり目標を掲げたことが、これから社会人としてスタートを切る私たちの糧になる。先輩方の支えを得ながら日々向上していきたいと思っています」と髙木は結びました。

ゴンザレス「落ち込んだ場所からはい上がる途中にも、自分の可能性が眠っている」

続いては、各組織の代表から事業や仕事に関するスピーチが。新入社員からの質問にも回答しました。

まずは執行役員 リテールカンパニー プレジデントのアレハンドロ・ゴンザレス・ゴンザレスが、目標について「コカ・コーラ ボトラーズジャパングループに利益ある成長をもたらすこと、顧客に愛されること、市場をリードするパフォーマンスを発揮すること」だと説明しました。

競争の激しい日本市場でこの3つを実行する使命感を「ワクワクし、楽しく思う」と話すゴンザレス。「仕事では大変なことも多いですが、高い成長意欲を持つ仲間とともに新たな成果を実現し、個人だけでなくチームとしても成長できる喜びは格別です。皆さんとともに変革を加速させられたら」と話しました。

新入社員からの「挑戦が怖くなったら、どのように乗り越えるか」という質問に対しては、「まずは自分の能力を信じること。知識は恐怖に打ち克つ力となるので、十分な情報を得て正しい決断をすること。そして失敗を恐れないことです。

間違いは成長するための過程の一部。自分の可能性は登っている山の頂上だけではなく、落ち込んだ場所からはい上がる途中の谷間にも現れるのです。挑戦は成長の機会です。とにかく行動しましょう!」と回答しました。

フェレット「自分の頭で考え、筋の通らないことには疑問を呈する姿勢を」

次に、執行役員 最高SCM責任者 兼 SCM本部長のアンドリュー・フェレットが登壇。サプライチェーンを「魔法が起きる場所」と笑顔で語り、「自分の頭で考え、筋の通らないことには疑問を呈する姿勢を持ってください。そして大切な友人を作り、働くことを楽しんでください」と新入社員への祝辞を述べました。

新入社員からは「一番印象に残っている挑戦は?」という質問が。それに対しフェレットは、過去のとある出来事について話しました。

「2004年、私はある大きな醸造所の経営者に昇格。そこは過去成功していたものの、業績が大幅に悪化していたのです。私たちは正しいと思われることをすべて実施し、確固たるプロセスを構築しましたが、なかなか状況は改善しません。それでも苦労しながら、達成すべき主要業績指標に焦点を当ててどうにか業績を好転させました。
ビジネスでは正しいことを行っていても結果が出ないことも。逆に言えば、結果を出せばどんな言い訳にも勝るのです。より良い結果を出せるよう、常に考えてほしいと思っています」

東「チームリーダーは、しつこいくらいに目的や目標の発信を」

続いて登壇したのは、コカ・コーラ ボトラーズジャパンベンディング株式会社 事業管理統括部長の東督大(ひがし・あつひろ)。事業部のミッションについて「現在市場にある、コカ・コーラ ボトラーズジャパングループの約70万台の自動販売機の収益性を高め、強固な体制を築くこと」と語り、「他部門と協働し、工場から自動販売機に補充するまでの生産性を高めていくことにも注力している」と話しました。

新卒社員からは「チームで一つのことに挑戦する際、何が必要か」という質問が。東は「チームメンバー全員でゴールを共有しておくこと」といいます。

「1人で仕事をしていても、忙しさに飲まれて目的やゴールを見失ってしまうことが。チームであればなおさらです。
だからこそ、チームを率いるリーダーは、しつこいくらいに目的は何かを発信し続けなければならないと思っています。皆さんも強いリーダーシップを発揮できるように成長してください」

佐野「『やらない』のではなく『やる』という選択肢を」

次にFVジャパン株式会社 代表取締役社長の佐野達彦が登壇。「『コカ・コーラ』ブランド以外の製品も扱いながら売上向上に貢献する」という、FVジャパンの独自の立ち位置について言及し「私たちが目指しているのはプロデューサーになること。価値を生み出しお客さまに届けたい」と展望を語りました。

FVジャパンの新入社員からは「新入社員に期待すること」について質問が。佐野は「変化を楽しむ、自ら考えて動く、夢を持つ」の3つだと話し、「失敗は恐れる必要はまったくありません。レベルの高い挑戦であっても、『やらない』のではなく『やる』という選択肢を取ることを忘れないでください」と話しました。

荷堂「有給休暇を計画的に取ることも重要なビジネススキルの一つ」

最後に登壇したのは執行役員 フードサービスカンパニー プレジデント 最高経営戦略責任者 兼 経営戦略本部長の荷堂真紀(かどう・まき)です。当日は出席できなかったため、メッセージと質問への回答を動画で届けました。

フードサービスカンパニーでは、飲食店やレジャー施設、ホテルなどの取引先に製品を提供していることを説明し、経営戦略本部では、持続的な成長に向け、社会貢献や利益貢献の取り組みなどを進めていると話しました。

コカ・コーラ ボトラーズジャパンベンディングの新入社員からの「1年目の新入社員が大切にすべきことは?」の問いに対して、2つのことを意識してほしいと話が。1つは学ぶこと。2つ目はオンとオフのバランスを取ること。

「1年目は新生活がスタートし、大きな環境変化を経験します。自分では毎日が楽しいと感じていても、気づかないうちに疲れがたまっていることも。メリハリをつけ、業務時間が終わればリフレッシュすることが大切。有給休暇を計画的に取ることも重要なビジネススキルの一つです」と話しました。

入社式の結びには、執行役員 最高人事責任者 兼 人事・総務本部長の東由紀が登壇。「学生生活を終え、いよいよ社会人としてのみなさんの新たな生活がスタートします。これから精一杯学び、知識の幅を広げ、今後のコカ・コーラ ボトラーズジャパングループを牽引する存在になることを期待しています」と呼びかけました。

「学生から社会人になるのは、想像より変化が大きく戸惑うことも多いかもしれません。私もかつては同じような経験をしました。それでもここまでやってこられたのは、支えてくれる仲間や上司がいたから。

今日、ここに集まった仲間たちはみなさんの大切な財産です。私たち人事では、部門別研修などを準備してみなさんの成長を応援していきます。ミッション・ビジョン・バリューを大切にし、本気で追いかけながら、ワンチームで成長していきましょう!」と閉会のスピーチを行いました。

懇親会では役員との歓談も。「ここに集まった仲間たちは大切な財産」

その後の懇親会では役員が新入社員らのテーブルをまわり、当社の製品で乾杯。歓談を行い、親睦を深めました。

途中、新入社員に向けたビデオメッセージの上映も。終始和やかな雰囲気で懇親会は終了しました。

コカ・コーラ ボトラーズジャパングループのビジネスを牽引する組織トップたちがさまざまな視点を提示し、エールを贈った入社式。新入社員の表情からは新たに始まる日々への期待感と高揚感がうかがえました。

この日、それぞれが心の中に抱いた決意や目標は、ビジネスパーソンとして歩んでいく上での大きな礎となるはず。288名の心強い仲間とともに、コカ・コーラ ボトラーズジャパングループの新たな挑戦が始まります。

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