コーポレートブログ

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【国際女性デーに考える】一人ひとりの生き方が尊重され、みんなが輝ける社会を実現するには?

2024年3月8日

時代の変化とともに女性の社会進出が加速する一方、男女平等の達成度を測るジェンダー・ギャップ指数*1で昨年146カ国中125位となるなど、日本には依然としてさまざまな課題が存在しています。

当社のミッションは「すべての人にハッピーなひとときをお届けし、価値を創造する」こと。ミッションの実現に向け、多様性およびジェンダー平等への積極的な取り組みを経営における重点課題のひとつとして掲げ、さまざまな施策を展開しています。

その一環として、女性活躍推進にも注力しています。2023年の女性役員比率*2は33.3%と、政府が掲げる目標である「2030年までに30%」をすでに達成しました。また、女性管理職比率に関しては、女性管理職やその候補者となる人材を育成するためのプログラムを積極的に提供するなどした結果、「2025年に6%」という目標を2021年に前倒して達成、現在は、2030年までに20%まで増加させることを目指しています。

さまざまなバックグラウンドや価値観を持つ社員一人ひとりが能力を発揮できる職場環境の構築を進めている当社が、この思いをさらに具現化し、社会全体へと還元・貢献していくためには何が必要なのでしょうか。「女性の生き方を考える日」として定められた国際女性デーにちなみ、当社の最前線で活躍する4人の女性社員が語り合いました。

*1 https://www.weforum.org/publications/global-gender-gap-report-2023/

*2 会社法上の役員

キャリアを重ねられるのは「限られた女性だけ」だった時代を超えて

——みなさんのキャリアについてお聞かせください。

海老原:支店勤務の営業として入社し、その後は約15年間マーケティング畑で働いてきました。「コミュニケーションを通じて会社の成長に貢献したい」と考えてキャリアチェンジし、現在は広報部門でインターナルコミュニケーションを担当しています。

粟田:もともと営業がやりたくて入社し、チェーンストアのマーチャンダイジングや本社での営業企画を経験。二度の産育休を経て、今は役員秘書を務めています。

渡邉:私は「コカ・コーラが好き!」という思いだけで入社しました。「コカ・コーラ」に携われるだけで良かったので、業務内容にはあまりこだわりはありませんでした。社内ではこれまでに6回の異動を経験しおり、どんな領域に進んでも、躊躇せず、まずやってみることがポリシーです。

町田:私はここ最近のキャリア入社組の1人です。アメリカ留学をきっかけに監査事務所で働き、その後は長く内部統制の仕事をしてきました。コカ・コーラ ボトラーズジャパンには、ガバナンス専門部署を設けて体制強化していることに好感を持って入社しました。

——それぞれに充実したキャリアを歩んでこられたと思いますが、「少し前の日本だったらこれまでのキャリアは実現していないかも」と感じることはありますか?

海老原:私の世代は、子育てをしながら働いている女性は世の中的に少数派でした。キャリアを築ける女性は、飛び抜けて優秀か、あるいは両親に子育てをサポートしてもらえる人だけというイメージ。

町田:たしかに、少し前まではプライベートを犠牲にして仕事に全力投球しないと上に行けない感覚が当たり前でしたね。

渡邉:世の中的には、「職場の男女バランス自体がおかしい」みたいな時代も長く続きましたよね。私自身はあまり感じたことはありませんが、会議に参加すると周囲は男性ばかりで、「発言するのも簡単じゃないな」と思う女性も多かったのでは。

海老原:ただ、コロナ禍をきっかけにして社会全体の風向きが大きく変わりましたよね。

粟田:在宅勤務が当たり前になったのは大きな変化ですね。子どもがまだ小さいので、在宅で働けるのは本当にありがたいです。逆に言えば、週5日フルで出社していた以前の働き方には、いろいろと無理な部分があったんだろうなぁとも感じます。

「ハッピーなひとときを」は、働き方にも言えること

——以前と比べて働きやすい環境となりつつありますが、世の中を見渡せばいまだに女性の社会進出には多くの課題があります。女性が活躍する上で障壁になっているものは何だと思いますか?

粟田:男性は外で働き、女性は家事・育児をする。そんな役割分担意識はまだまだ根強いのではないでしょうか。周りの話を聞いていると「なんでママばかり頑張らなきゃいけないの……」と疑問に感じたこともありました。

海老原:本音では「仕事よりも子どもと一緒に過ごす時間を優先したい」と考える男性だって多いかもしれませんよね。

渡邉:独身で子どもがいない立場からすると、「あなたは子育てをしていないからフルで働けるでしょ?」と一方的に思われてしまうこともあります。

町田:独身でバリバリ働いている女性と子育て中の女性では、そもそも担当する業務が違う会社もあると聞きます。これも本当はおかしな話ですよね。

——当社の働きやすさの現状について、どのように感じていますか?

粟田:子育てをしながら働く女性への理解は深いですね。上司や役員からは、日頃から「お子さんのことを優先してください」と言われています。

町田:私の部署のメンバーはほぼ全員が子育て中で、小さいお子さんがいるパパさんなどは、子どもが熱を出したり習い事に送ったりするときに仕事を中抜けしています。もう少し上の世代の人だと、家族の通院に付き添うために抜けることも。性別や年代に関わらず、みんなが仕事とプライベートを両立できるようお互いにサポートし合う風土があると感じています。

海老原:私は、「すべての人にハッピーなひとときを」というミッションに救われています。職場でも互いがハッピーでいられるように支え合うカルチャーが根づいていると思うんです。どんなに制度が整っていても、それを自分らしく使うことができるカルチャーがなければ意味がありませんから。

渡邉:仲間意識も強いですよね。コカ・コーラ ボトラーズジャパンは人への関心を強く持ち、互いを尊重する社員が集まっている会社だと感じています。

迷惑をかけたはずの過去が笑い話に。「配慮と遠慮」のすれ違いをなくす

——これまでに産育休を経験している町田さん、粟田さん、海老原さんは、休みを取ることに対して不安や抵抗を感じませんでしたか?

町田:私は前職時代に産育休を取得しました。当時は私の上司である女性が先に産休に入っていたので、ものすごく理解があったんです。だから休みに入る際の不安はほとんどありませんでした。

粟田:ロールモデルの存在は大きいですよね。2017年に複数のボトラー社が統合してコカ・コーラ ボトラーズジャパンとなってからは、働くママ社員のロールモデルをたくさん知れるようになりました。だから私も産育休の苦労はあまり感じませんでしたね。

海老原:私は2人目を妊娠していた時に急に出血し、緊急入院になってしまったんです。そのときには私の仕事を以前に担当し、別部署に異動していた先輩が急きょ駆けつけ、二足のわらじでサポートしてくれました。当時は「ものすごく迷惑をかけてしまったな……」と思い悩みましたが、今ではその先輩との間で「あのときは大変だったよね!」と笑い話になっています。そんな関係を築ける職場ってなかなかないと思います。

粟田:本当は思わなくていいのに、「迷惑をかけて申し訳ない」となってしまうことは多いですよね。今でも、子どもが急に熱を出してしまったときなどは心の中で「申し訳ない」がグルグル回ってしまいます。上司が「そんなふうに思わなくていいよ!」とはっきり言ってくれるので随分気が楽になりました。

——マネジメントを担う立場としては、子育てや介護と向き合うメンバーにどのように接していますか?

渡邉:私は「本人の意思」を何よりも重視しています。どんな仕事がしたいのか、どれくらいやりたいのか。そんな会話を通じて本人の希望をかなえることが一番だと思うんです。会社側が良かれと思って勝手に配慮したり、本人が過度に遠慮したりすると、結果的に希望しない仕事や働き方になってしまうこともあります。配慮と遠慮がすれ違ったままでは本末転倒ですよね。

海老原:その意味では、メンバー側も「自分はどうしたいのか」をしっかり考えることが大切だと思います。「今は仕事と育児を両立し、バランス良く過ごしたい」「ちょっと余裕が出てきたから新たな仕事にチャレンジしたい」など、自分の考えはその時々で変わるはず。いつでも自分の意思を率直に話せる職場であることが重要なのだと思います。

——国際女性デーは「女性の生き方を考える日」として定められています。みなさんは、女性がより良い生き方を実現するために何が必要だと考えますか?

粟田:国際女性デーについて詳しく調べる中で、「自己責任のもとで長時間労働を強いられている男性の地位になりたいと考える女性は少ない」というレポートに出会いました。国際女性デーは女性にスポットライトが当たる日ですが、男性も今一度、自身の働き方を見直すきっかけにすることで、みんなにとっての良い生き方を実現できると思うんです。

町田:女性か男性かを意識しなくても、それぞれの個々の生活が尊重される職場環境なら両方にメリットがあるはず。当社は上場企業であり、さまざまな形で配慮が行き届いていますが、パートナーがプライベートへの配慮がないカルチャーの会社で働いていれば、家事や育児などのしわ寄せを受けて苦労するかもしれません。女性も男性も生きやすくなるためには、誰もが働きやすい世の中に変わっていくことが必要なのだと思います。

海老原:結婚してもしなくても、子どもがいてもいなくてもいい。一人ひとりの選択が尊重される社会になっていってほしいですね。私自身は、60歳を超えていきいきと働いている人が世の中には少ないようにも感じています。今後は年齢を重ねてもいきいきと働き続けられる環境を整えていくことが大切だと考えています。

渡邉:私の母は50歳から働き始め、つい先日、70歳で昇進を果たしました。年齢を重ねてもいきいきと輝き続けられるんだと勇気をもらっています。私自身、会社の仕事はもちろんのこと、それ以外にも自分のやりたいことに挑戦し続けたいですね。

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